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サイバー攻撃から守るWAFとは?Web初心者必見の簡単解説

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“WAF”?“SSL”?専門用語すぎて、頭がクラクラする…

そんな方も多いのではないでしょうか?

せっかく立ち上げた自社ホームページ、知らぬ間にサイバー攻撃の標的になってしまうリスクは、決して他人事ではありません。

この記事では、『WAFとは?』『初心者でもどうやって守ればいい?』という素朴な疑問から、導入のメリット、費用感、選び方のポイントまで、現場担当者目線で丁寧に解説します。

安心してサイト運営に集中できる“賢いセキュリティ対策”を、今すぐ始めましょう!


はじめに:Webサイトのセキュリティ、他人事だと思っていませんか?

うちの会社は小さいから狙われないだろう

セキュリティ対策って何だか難しそう…

中小企業のWebサイトご担当者様の中には、このように感じている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、本当にそうでしょうか?

中小企業を狙うサイバー攻撃の現実とは?

実は、企業の規模に関わらず、Webサイトは常にサイバー攻撃の脅威にさらされています。むしろ、セキュリティ対策が手薄になりがちな中小企業こそ、攻撃者にとって格好のターゲットと見なされるケースも少なくありません。

例えば、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が発表する「情報セキュリティ10大脅威」では、ランサムウェアによる被害や不正アクセス、Webサイトの改ざんといった脅威が毎年上位に挙げられています。これらの攻撃は、企業の機密情報や顧客情報の漏洩、業務停止、そして何よりも企業としての信用失墜に繋がりかねません。ひとたび被害に遭えば、その影響は計り知れないのです。

Web担当者なら知っておきたい「WAF」の重要性

そこで注目したいのが「WAF(ワフ)」というセキュリティ対策です。

WAFって何?また新しい専門用語…?

と感じる方もご安心ください。

WAFは、Webサイトをサイバー攻撃から守るための非常に有効な手段であり、特に専門知識が豊富なIT担当者が社内にいない中小企業にとって、心強い味方となってくれます。

この記事を読めば、WAFの疑問がスッキリ解決!専門知識は不要です

この記事では、Webサイトのセキュリティ対策にご不安を抱える中小企業のWeb担当者様、特に「サーバーとかセキュリティとか、よく分からない…」というあなたに向けて、以下の内容を分かりやすく解説します。

  • そもそもWAFとは何か?どんな役割があるのか?
  • なぜ中小企業にもWAFが必要なのか?導入メリットは?
  • どんな種類のWAFがあり、どれを選べば良いのか?
  • WAF導入で、Web担当者の不安はどのように解消されるのか?

専門的な知識は一切不要です。記事を読み終える頃には、WAFに関する疑問が解消され、「これなら自社でもできそうだ!」と感じていただけるはずです。


そもそもWAF(ワフ)とは?初心者にもわかるように解説

では、改めて「WAF」とは一体何なのでしょうか?

WAFを一言でいうと「Webサイト専用の防火壁」

WAFとは、「Web Application Firewall(ウェブ アプリケーション ファイアウォール)」の略称です。一言でいうと、「Webサイト専用の防火壁(ぼうかへき)」のようなものだとイメージしてください。

盾を持ったのがWAF。悪い顔をした攻撃者からニコニコしているWebサイトを守ります。

インターネット上からWebサイトへやってくる通信を監視し、悪意のある攻撃だと判断される通信をブロックすることで、Webサイトを守ってくれるのです。

WAFは何から何を守ってくれるの?

WAFは、Webアプリケーションの脆弱性を狙った様々な攻撃からWebサイトを守ります。代表的な攻撃には、以下のようなものがあります。

  • SQLインジェクション: データベースを不正に操作し、個人情報などを盗み出す攻撃。
  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webサイトに悪質なスクリプトを埋め込み、訪問者のブラウザ上で実行させて情報を盗んだり、別のサイトへ誘導したりする攻撃。
  • ブルートフォースアタック: パスワードを総当たりで試行し、不正ログインを試みる攻撃。
  • ディレクトリトラバーサル: 非公開のはずのファイルやディレクトリへ不正にアクセスする攻撃。

これらの攻撃を受けると、顧客情報が漏洩したり、Webサイトが改ざんされてしまったりする可能性があります。WAFは、こうした悪質な攻撃を検知し、未然に防ぐ役割を果たします。

よく聞く「ファイアウォール」や「SSL」との違い

セキュリティ対策として「ファイアウォール」や「SSL」という言葉もよく耳にするかもしれません。これらとWAFはどう違うのでしょうか?

ファイアーウォールやSSLの違い

  • ファイアウォールとの違い: 一般的なファイアウォールは、主にネットワークレベルで不正なアクセスを防ぐものです。例えば、特定のIPアドレスからのアクセスを拒否したり、許可されていないポートへの通信を遮断したりします。一方、WAFはWebアプリケーションの「中身(コンテンツ)」に対する攻撃に特化して防御を行います。

ファイアウォールが「建物の門番」だとすれば、WAFは「各部屋(Webアプリケーション)の警備員」のようなイメージだと思ってもらえればわかりやすいですね。

  • SSLとの違い: SSL(正確にはTLS/SSL)は、インターネット上の通信を暗号化する技術です。これにより、ユーザーのブラウザとWebサーバー間のデータ通信が第三者に盗み見られたり、改ざんされたりするのを防ぎます。しかし、SSLはあくまで通信経路の安全を守るものであり、Webアプリケーション自体の脆弱性を狙った攻撃を防ぐことはできません。WAFは、このSSLでは防げない攻撃からWebサイトを守る役割を担います。

これらの違いをまとめると、以下のようになります。

セキュリティ対策主な役割守る対象(レイヤー)防げる攻撃の例(一部)
ファイアウォールネットワークレベルでの不正アクセス防御ネットワーク層不正なIPアドレスからのアクセス、不正なポートへの通信
SSL/TLS通信の暗号化による盗聴・改ざん防止トランスポート層通信内容の盗聴、フィッシングサイトへの誘導(一部)
WAFWebアプリケーションへの攻撃からの防御アプリケーション層SQLインジェクション、クロスサイトスクリプティングなど

このように、それぞれ守る範囲や役割が異なるため、どれか一つだけ対策すれば万全というわけではなく、組み合わせて利用することが重要です。


なぜ中小企業にもWAFが必要なの?導入する3つのメリット

うちは大企業じゃないから、そこまでしなくても…

そう思われるかもしれません。

しかし、中小企業だからこそWAFを導入するメリットがあるのです。

メリット1:情報漏洩やWebサイト改ざんのリスクを大幅に軽減

WAFを導入することで、前述のような様々なサイバー攻撃からWebサイトを守り、情報漏洩やWebサイト改ざんといった深刻な事態が発生するリスクを大幅に減らすことができます。

  • 顧客情報や機密情報を守る重要性: 万が一、顧客情報や取引先の機密情報が漏洩してしまえば、金銭的な被害だけでなく、法的な責任を問われる可能性もあります。WAFは、こうした重要な情報を守るための有効な手段です。
  • 企業の信用失墜を防ぐ: Webサイトが改ざんされたり、顧客情報が流出したりすれば、企業の社会的信用は大きく損なわれます。一度失った信用を取り戻すのは容易ではありません。WAFは、こうした事態を未然に防ぎ、企業のブランドイメージを守ることにも繋がります。

メリット2:専門知識がなくても、Webサイトのセキュリティレベルを向上できる

多くの中小企業では、IT専任の担当者がいない、あるいはWebサイトの専門知識を持つ人材が不足しているという課題を抱えています。

WAF、特に後述するクラウド型WAFやサーバー標準搭載のWAFは、専門的な知識がなくても導入・運用しやすいものが多くあります。

  • 自動で攻撃を検知・防御してくれる安心感: WAFは、定義されたルール(シグネチャ)に基づいて、24時間365日、自動的に不正なアクセスを検知し、ブロックしてくれます。

「常に誰かが見張っていてくれるという安心感は、日々の業務に追われるWeb担当者にとって大きなメリットと言えますね。

メリット3:お客様や取引先に「安心」を提供できる

WebサイトにWAFを導入し、セキュリティ対策を強化していることをアピールできれば、お客様や取引先からの信頼向上に繋がります。

  • セキュリティ対策をしている企業としての信頼性向上: 個人情報や企業秘密を扱う機会が多い現代において、「この会社はセキュリティ意識が高い」という印象は、ビジネスを進める上で非常に重要です。WAFの導入は、そうした信頼を得るための一つの証となります。

WAFにはどんな種類があるの?中小企業におすすめは?

WAFにはいくつかの種類があり、それぞれ特徴や導入・運用の方法が異なります。

WAFの主な種類

主なWAFの種類としては、以下の3つが挙げられます。

  1. クラウド型WAF: インターネット経由で提供されるWAFサービスです。Webサイトへの通信を一度クラウド上のWAFを経由させることで、攻撃を検知・防御します。既存のサーバー環境に大きな変更を加えることなく、比較的簡単に導入できるのが特徴です。
  2. アプライアンス型WAF: 専用のハードウェア機器を自社のネットワーク内に設置するタイプのWAFです。大規模なシステムや、より詳細なカスタマイズを求める企業に向いています。導入・運用には専門知識が必要で、コストも比較的高めになる傾向があります。
  3. ホスト型WAF(ソフトウェア型WAF): Webサーバー自体にソフトウェアとしてインストールするタイプのWAFです。サーバーごとに導入が必要で、サーバーリソースを消費する可能性があります。細かな設定が可能ですが、導入や管理には専門知識が求められます。

「クラウド型WAF」と「サーバー標準搭載WAF」が中小企業にやさしい理由

専門知識を持つIT担当者が限られている中小企業にとって、クラウド型WAFや、レンタルサーバーの機能として標準でWAFが搭載されているサービス(サーバー標準搭載WAF)が特におすすめです。その理由は以下の通りです。

  • 導入・運用の手軽さ: クラウド型WAFは、DNSの設定変更など比較的簡単な作業で導入できるものが多く、物理的な機器の設置も不要です。サーバー標準搭載WAFであれば、サーバー契約時にすでにWAF機能が含まれているため、WAF導入のための特別な作業はほとんど必要ありません。
  • コストを抑えやすい: アプライアンス型に比べて初期費用や月額費用を抑えられる傾向にあります。特にサーバー標準搭載WAFの場合、サーバー利用料に含まれていることが多く、追加コストなしで利用できることもあります。
  • 専門知識がなくても管理しやすい: 多くの場合、WAFの運用(シグネチャの更新など)はサービス提供者側で行ってくれるため、ユーザー側で高度な専門知識は必要ありません。管理画面も分かりやすく設計されているものが多く、設定変更なども直感的に行える場合があります。

【例えばコレ!】エックスサーバーならWAF標準装備で初心者も安心

例えば、国内シェアNo.1(※2023年5月時点、hostadvice.com調べ)のレンタルサーバーである「エックスサーバー」は、全プランにWAFが標準で装備されています。

  • WAF導入の手間や追加コストが不要なメリット: エックスサーバーを契約すれば、最初からWAF機能が利用できるため、別途WAFサービスを探したり、契約したりする手間や追加費用がかかりません。これは、コストを抑えたい中小企業にとって大きな魅力です。
  • サーバー管理画面で簡単に設定変更が可能: エックスサーバーのWAFは、サーバーの管理画面(例:Xserverアカウントやサーバーパネル)から簡単に設定のON/OFFや、検知ログの確認などができる場合があります。(※最新の仕様や具体的な設定方法は、エックスサーバーの公式サイトにてご確認ください。)専門的なコマンド操作などは不要で、初心者の方でも扱いやすいように配慮されています。
  • セキュリティとサイト運営を一元管理できるから、IT担当者不在でも心強い: サーバー管理とWAFの設定が同じ管理画面で行えるため、管理が煩雑になりません。Webサイトの表示速度や安定性といったサーバー性能と、セキュリティ対策をまとめて管理できるのは、IT専任の担当者がいない中小企業にとって非常に心強いポイントです。
  • 実際に多くの企業で利用されている実績と、手厚いサポート体制も魅力: エックスサーバーは多くの導入実績があり、その信頼性は折り紙付きです。また、電話やメールによる手厚いサポート体制も整っているため、万が一困ったことがあっても安心です。

このように、WAFが標準装備されたレンタルサーバーは、セキュリティ対策を手軽に始めたい中小企業にとって、非常に有力な選択肢となります。




【失敗しない!】初心者・中小企業向けWAFの選び方5つのポイント

では、実際にWAFを選ぶ際には、どのような点に注意すれば良いのでしょうか? 特に初心者の方や中小企業のWeb担当者様に向けて、5つのポイントをご紹介します。

ポイント1:操作や設定が「分かりやすい」か?(管理画面の使いやすさ)

専門知識がなくても扱えるかどうかは非常に重要です。WAFの設定画面や管理画面が直感的で分かりやすいか、マニュアルは整備されているかなどを確認しましょう。無料トライアルがあれば、実際に操作感を試してみるのがおすすめです。

ポイント2:困ったときの「サポート体制」は充実しているか?(電話、メール、チャット対応など)

導入時や運用中に不明な点やトラブルが発生した際に、迅速かつ丁寧に対応してくれるサポート体制があるかは安心感に直結します。電話やメール、チャットなど、自社にとって利用しやすいサポート窓口があるか、対応時間なども確認しておきましょう。

ポイント3:「コストパフォーマンス」は予算に見合っているか?(初期費用、月額費用、費用対効果)

WAFの費用は、種類や機能によって大きく異なります。初期費用、月額費用、そしてそれに見合う効果が得られるか(費用対効果)をしっかり比較検討しましょう。隠れたコストがないかも確認が必要です。

中小企業にとっては、無理なく継続できる価格帯であることも重要です。

ポイント4:必要な「防御機能」と「導入実績」を確認しよう

自社のWebサイトに必要な防御機能が備わっているかを確認しましょう。一般的な攻撃(SQLインジェクションやクロスサイトスクリプティングなど)への対応はもちろんですが、それ以外の脅威にも対応できるか、シグネチャ(攻撃パターンを定義したルール)の更新頻度はどれくらいかなどもチェックポイントです。また、導入実績が豊富なWAFは、それだけ多くの企業に選ばれている証であり、信頼性の指標の一つとなります。

ポイント5:WAFが標準装備されたレンタルサーバーも有力候補(例:エックスサーバー)

前述の通り、WAF機能が標準で搭載されているレンタルサーバーは、中小企業にとって非常に魅力的な選択肢です。

  • WAF単体契約と比較した場合の手軽さとコストメリット: 別途WAFサービスを契約する手間が省け、多くの場合、サーバー利用料に含まれているため追加コストもかかりません。
  • エックスサーバーなら、WAF以外にも無料SSLなどセキュリティ機能が充実しており、まとめて対策できる: 例えばエックスサーバーでは、WAFだけでなく、通信を暗号化する無料独自SSLや、不正ログイン試行を検知する機能、国外IPアクセス制限など、基本的なセキュリティ機能が標準で充実しています。これにより、Webサイトのセキュリティ対策を包括的に、かつ手軽に行うことができます。
  • Webサイト運営全体の安心感と効率化に繋がり、本業に集中できる環境づくりをサポート: セキュリティ対策をサーバー会社に任せられる部分が増えることで、Web担当者の負担が軽減され、本来の業務であるコンテンツ作成やマーケティング活動など、本業に集中できる時間が増えるというメリットもあります。



WAF導入で得られる「安心感」とは?Web担当者の不安を解消!

WAFを導入することは、単にセキュリティレベルが向上するだけでなく、Web担当者の日々の不安を軽減し、精神的な「安心感」をもたらしてくれます。

「サイバー攻撃されたらどうしよう…」という漠然とした不安からの解放

「いつ攻撃されるか分からない」「もし情報漏洩したら会社の信用問題に…」といった漠然とした不安は、日々の業務のストレスにもなりかねません。WAFを導入し、Webサイトが守られているという実感は、こうした不安を大きく和らげてくれます。

「セキュリティ対策、何から始めれば…」の悩みが一つ解決し、自信に繋がる

「セキュリティ対策と言われても、何から手をつければいいのか分からない…」という悩みは、多くのWeb担当者が抱えるものです。

WAFの導入は、その悩みを解決する具体的な第一歩となります。一つの対策を講じることで、「自分でもできることがある」という自信にも繋がるでしょう。

専門家がいなくても、自社でWebサイトを守れるという実感

IT専任者がいない中小企業にとって、セキュリティ対策はハードルが高いと感じがちです。しかし、クラウド型WAFやサーバー標準搭載WAFのように、専門知識がなくても運用しやすいサービスを選ぶことで、「自分たちの手でWebサイトを守れている」という実感が得られます。これは、担当者にとって大きなモチベーションとなるはずです。


【事例で学ぶ】中小企業のWAF導入(成功・失敗談)

ここでは、中小企業におけるWAF導入の具体的なイメージを持っていただけるよう、事例をご紹介します。

成功例:製造業A社「WAF導入で、問い合わせフォームからの不審なアクセスが激減!」

  • 導入前の課題: 製造業A社では、Webサイトの問い合わせフォームからのスパムメールや、海外からと思われる不審なアクセスが増加し、担当者が対応に追われていました。また、社長から「うちのサイトは大丈夫なのか?」とセキュリティ面での漠然とした不安を指摘されていました。IT担当者は総務兼任で、専門知識はほとんどありませんでした。
  • WAF選定のポイント: A社は、サーバーに標準搭載されているWAF機能に注目しました。理由は、①追加コストがかからないこと、②サーバーの管理画面から簡単にON/OFFできる手軽さ、③何かあればサーバー会社のサポートに相談できる安心感でした。
  • 導入後の効果: WAFを有効にしたところ、明らかに不審なアクセスやスパムメールが激減。担当者の作業負担が軽減され、本来の業務に集中できるようになりました。社長からも「対策ができて安心した」と評価され、会社全体のセキュリティ意識も向上しました。何より、「専門知識がなくても、自分たちでセキュリティ対策ができた」という安心感が大きかったそうです。

失敗談(検討段階での気づき):小売業B社「最初は高機能WAFを選びかけたけど…」

  • 初期の検討: オンラインショップを運営する小売業B社は、顧客情報を扱うためセキュリティ意識は高かったものの、専任のIT担当者はいませんでした。当初、セキュリティコンサルタントに相談したところ、非常に高機能で多機能なアプライアンス型WAFを推奨されました。
  • 気づいた点: しかし、見積もりを取ると費用が高額な上、設定項目も多く、自社の担当者では到底使いこなせないことが判明。「宝の持ち腐れになるのでは…」「何かあった時に自分たちで対応できないのは困る」という不安が出てきました。
  • 最終的な選択と教訓: B社は再度検討し直し、シンプルで操作が分かりやすく、かつサポート体制が充実しているクラウド型WAFを選びました。もしくは、WAFが標準搭載されたセキュリティ機能の充実したレンタルサーバーへの乗り換えも視野に入れました。教訓として、「自社の規模や担当者のスキルレベル、そして本当に必要な機能は何かを見極めることが重要」だと感じたそうです。高機能=自社に最適とは限らない、という良い例です。

WAFに関するよくある質問(Q&A)

ここで、WAFに関してよく寄せられる質問とその回答をまとめました。

Q1. WAFを導入すれば、他のセキュリティ対策は不要ですか?

A1. いいえ、WAFは万能ではありません。WAFは主にWebアプリケーション層への攻撃を防ぎますが、OSやミドルウェアの脆弱性対策、ウイルス対策、不正アクセス監視など、他のセキュリティ対策も依然として重要です。ファイアウォールやSSL/TLS、ソフトウェアのアップデートなどと組み合わせて、多層的な防御を行うことが理想的です。

Q2. WAFの導入や運用は、本当に専門知識がなくてもできますか?

A2. WAFの種類によります。クラウド型WAFや、エックスサーバーのようなレンタルサーバーに標準搭載されているWAFは、専門知識がなくても比較的簡単に導入・運用できるように設計されているものが多いです。多くの場合、初期設定後は自動で防御してくれ、シグネチャの更新などもサービス提供側で行われます。ただし、検知ログの確認方法や、誤検知があった場合の対処(ホワイトリスト登録など)については、基本的な知識が必要になる場合もありますので、マニュアルを確認したり、サポートを活用したりしましょう。

Q3. WAFの費用はどれくらいかかりますか?無料のものはありますか?

A3. WAFの費用は、提供形態(クラウド型、アプライアンス型など)や機能、防御対象となるWebサイトの規模などによって大きく異なります。月額数千円から利用できるクラウド型WAFもあれば、高機能なものは数百万円以上かかる場合もあります。

無料で利用できるWAFも存在しますが、機能が限定的であったり、サポートがなかったりする場合があるため、ビジネスで利用するWebサイトの場合は、機能やサポート体制、信頼性を考慮して有料のサービスを選ぶことをお勧めします。エックスサーバーのように、レンタルサーバーの標準機能としてWAFが追加料金なしで提供されている場合は、コストを抑えつつ基本的な保護を得られる良い選択肢となります。

Q4. WAFを導入するとサイトが遅くなったりしませんか?

A4. WAFは通信を検査するため、理論上はわずかな遅延が発生する可能性はあります。しかし、最近の高性能なWAFサービスや、サーバーと一体化して最適化されているWAF(例:エックスサーバーのWAF)では、体感できるほどの速度低下はほとんどないか、ごく軽微な場合が多いです。導入前に無料トライアルなどで影響を確認できるサービスもあります。あまりにも表示速度が遅くなる場合は、WAFの設定や相性、あるいはサーバー自体の性能が影響している可能性も考えられます。


WAFと合わせて行いたい!基本的なWebサイトセキュリティ対策

WAFは強力なセキュリティ対策の一つですが、より安全なWebサイト運営のためには、以下の基本的な対策も併せて行うことが重要です。

SSL(HTTPS)化で通信を暗号化しよう

まだWebサイトがSSL化(URLがhttp://ではなくhttps://で始まる)されていない場合は、早急に対応しましょう。SSL化することで、ユーザーのブラウザとサーバー間の通信が暗号化され、データの盗聴や改ざんを防ぎます。

エックスサーバーでは無料独自SSLが簡単に設定できます。

ソフトウェア(CMS、プラグインなど)は常に最新の状態に

WordPressなどのCMS(コンテンツ管理システム)や、そこで利用しているテーマ、プラグインは、脆弱性が見つかると修正プログラム(アップデート)が提供されます。これらを常に最新の状態に保つことで、既知の脆弱性を悪用した攻撃のリスクを低減できます。

パスワードは複雑なものを設定し、適切に管理しよう

Webサイトの管理画面やサーバーのFTPアカウントなどのパスワードは、推測されにくい複雑なもの(英大文字・小文字・数字・記号を組み合わせた10桁以上など)を設定し、使い回しを避け、定期的に変更するようにしましょう。パスワード管理ツールを利用するのも有効です。

定期的なバックアップで万が一に備えよう

どれだけ対策をしても、100%安全とは言い切れません。万が一、サイバー攻撃の被害に遭ってデータが破損したり、改ざんされたりした場合に備えて、定期的にWebサイトのデータとデータベースのバックアップを取得しておきましょう。エックスサーバーでは自動バックアップ機能も提供されています。


まとめ:WAFは難しくない!中小企業のWebサイトを守る心強い味方

今回の記事では、中小企業のWeb担当者様、特にITの専門知識に不安を感じている方に向けて、WAFの重要性や基本的な知識、選び方のポイントなどを解説してきました。

WAFの重要性と、初心者でも導入できる手軽さを再確認

サイバー攻撃が巧妙化・増加する現代において、WAFはWebサイトを保護するための非常に有効な手段です。そして、クラウド型WAFやサーバー標準搭載WAFを選べば、専門知識がなくても比較的簡単に導入・運用できることをご理解いただけたのではないでしょうか。

Web担当者の不安を解消し、ビジネスを守るための具体的な一歩

「セキュリティ対策、何から始めれば…」という漠然とした不安を抱えていた方も、WAFという具体的な選択肢を知ることで、その不安を少しでも解消できたなら幸いです。WAFの導入は、お客様や取引先の信頼を守り、ひいては自社のビジネスを守るための重要な一歩となります。

【次のステップ】WAF標準装備で安心!エックスサーバーでWebサイトのセキュリティ対策を始めよう

もしあなたが、

「Webサイトのセキュリティ対策を強化したいけど、何から始めればいいかわからない」

「専門知識はないけど、できるだけ簡単に、でもしっかりと対策したい」

「コストは抑えたいけど、安心できるサービスを選びたい」

とお考えならWAFが標準装備されているエックスサーバーは、まさにうってつけの選択肢です。

エックスサーバーなら、WAFだけでなく、無料独自SSLや国外IPアクセス制限など、Webサイト運営に必要なセキュリティ機能が充実しており、初心者の方でも安心してサイト運営をスタートできます。分かりやすい管理画面と手厚いサポート体制も、IT担当者がいない中小企業にとって心強い味方となるでしょう。

今すぐエックスサーバー公式サイトで詳細をチェックして、安心のサイト運営を実現しましょう!

エックスサーバー

この記事が、あなたのWebサイトのセキュリティ対策の一助となれば幸いです。


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